2013年9月1日日曜日

Vespa 125 Primaver ET3のミッションオイル交換

シフトコントロールワイヤーの自己流調整でも、気持ち良くシフトが決まるようなった、僕のべスパ。
更なる高みを目指して、ミッションオイルの交換を試みたのは、実はシフトコントロールワイヤの調整時…。

実は、その時ついでにミッションオイル交換しました、一回目の。
その時の画像は、残念ながら残っていません。何しろ汚かったのです、ミッションオイル。
そのまま、新しいオイルを注入というのも芸がないので、軽いフラッシング替わりで入れてみたのがたまたま手元にちょっとだけあった、WAKO’Sの「PRO STAGE-S」5W-30。
洗浄能力の高そうな、ちょっと柔らかめ(低温域だけだけど…。)のオイルで軽くミッション内部の洗浄。

一か月ほど走ったので、指定の粘度、SAE30~40のミッションオイルを注入してみることに。






準備するのは、大体この位の物。
11mmのレンチ、フィラープラグとドレンプラグのガスケット、廃油を受けるトレイ、オイルを注入する道具、そして、ミッションオイル。





今回用意したオイルは、MOTULの「TRANSOIL」10W-30。結局シングルグレードじゃないじゃん…。
でも、MOTULの「TRANSOIL」は、2stの湿式クラッチのミッション専用オイル。
必ず、至高のフィーリングが得られると思い用意しました。
それにしても、相変わらず、気が利いています、MOTUL OIL。キャップを開けると中から出てくるノズル。絶妙な長さで本当に使い易いです。ボトルから直接混じりけの無いオイルを注入しやすいうえに、溢して、大切なマシーンや、ガレージの床を汚すリスクが最小限になります。


前置きはさておき、作業開始です。










先ずは、フィラープラグの周囲を念入りに掃除して、フィラープラグをはずします。
ボルトの頭に「OILIO」の刻印がある二面幅11mmのボルトです。さすがイタリアン、アーリオオイリオの国…。
先に、ドレンボルト弛めて、オイルを抜いちゃうと、万が一、ふぃらーボルトが緩まなかったり、舐めてしまってプロの力を借りたりする時、自走できなくなってしまいます。
フィラーボルトが緩まなかった場合は、取り敢えず諦めて、プロの元へ自走で助けを求めに行けま
す。
因みに、ドレーンプラグは、ミッション下面にある、フィラープラグと同じ「OILIO」の刻印付ボルト。









フィラープラグが緩んだら、フィラープラグを一回外して、ミッション内の圧力を抜いて、再びフィラープラグを軽く締め、ドレーンプラグを弛めて、オイルを抜きます。ドレーンプラグが外れてから、フィラープラグを外せば、手の汚れも最小限に抑えオイルを抜くことができる筈…。






一ヶ月ちょっとしか使っていないのに、想像以上に汚れた感じなのは、僕の目論見通り。これでミッション内も奇麗になったことでしょう…。


ガスケットを新品にしてドレンプラグを締めつけます。締め過ぎ注意…。
新しいミッションオイルは、フィラープラグから注入。
使用説明書では250cc、前オーナー様からの注意事項では、170cc。










注入には、Snap-Onのレトロなデザインなのに優れ物なオイラーを使って…。
ボトルの向きに関係なく、レバーを握れば、細くて長いノズルの先から水鉄砲位の勢いでオイルが噴出されてくるのです。








オイルは、よくある、「フィラープラグから溢れ出てくるまで入れて…」入れ過ぎらしい。
上限が、フィラープラグの穴の下縁なのかな。ということで、念のため、溢れるまで入れて、ドレンプラグをちょっと弛めて、下からオイルレベルを調整しました。
上から溢れ出させて、調整だと一晩かかっちゃいます…。
オイルの量を確認したら、フィラープラグも締めつけて、はやる気持ちを抑えつつ、さっそく試運転。
もう、辺りは暗くなっちゃったので、町内一周程度だけど…。

いや、良いです。
シフコントロールワイヤー調整して、小気味良く決まる様になったシフトチェンジ。
ミッションオイルをMOTULにしたら、タッチの小気味良さが、更に気持ち良くなった上、音が静かになりました。
今までは、ガチャ、ガチャという感じだったのカン、カンかコツンコツンとシフトが決まる感じです。
いやぁ、良いです。気持ち良いです。乗るのが更に楽しくなります。

次は、タイヤ交換かな…。